データベース構築
CRUMOS
地震観測・解析システム
概要
地震観測・解析システム(CRUMOS)は、多数の地震観測点からの情報を同時に収録し、リアルタイムモニタリング表示します。収録したデータは自動震源決定処理で、地震カタログデータと地震イベント切り出し波形データのDBを構築します。このDBはWebから検索でき、ダウンロード可能です。地震カタログデータは気象庁一元化震源データとの比較・3D表示・その他の解析が可能です。CRUMOSは、当社で開発しました多種類のデータを同時に収録・保存・表示する機能:KF_Monitorをベースに開発しています。
特徴
1.データ収録
・リアルタイムモニタリング用にUDP、Webソケットによる収録
・確かなデータ収録のためにFTPによる再収録、保存
・各種のデータ収録監視、観測点の自動再起動等を実現
・地震観測点の地点情報DB(位置情報、トラブル記録など)
2.自動震源決定
・STA/LTA方式による地震イベントの自動検出
・Win方式による自動震源決定
・地震カタログデータと地震イベント切り出し波形データのDB
3.Web検索とダウンロード
・地震カタログデータのWeb上での検索と位置確認
・目的の地震イベント切り出し波形データのダウンロード
4.解析処理
・自動震源決定結果と一元化震源情報との比較
・地震カタログデータの3D表示
実際の使用例
・稠密観測 : 4例(山崎断層帯、岩手宮城、柏崎、新庄)
・高感度観測 : 3例(柏崎、苫小牧、鳥取)
仕様
<例>
1.地震観測点
・地震計、データロガー、ルーター、リブータ、電源系。
・データ通信は、有線、無線(携帯、スマホ、ZigBee、WiFi、3Gなど)。
・データ伝送は観測点の状況により、確実性と最安値で選択。
2.地震観測本部
・データ収録サーバ、地震観測点監視パソコン、リアルタイム地震観測/解析コンピュータ、地震データ公開用Webサーバで構成する。 ・観測地点数、サンプリングレート、収録期間などで、システムの規模を検討。
・VMware、Hyper-Vなどの仮想化でシステムのコンパクト化。